ピアノ指・習得プログラムDVDの収録内容と感想

国立音楽大学卒の一流講師陣が教えるピアノ指・習得プログラムDVDは、正しい指の使い方で、大人になってからピアノを始めた方でも指を痛めることなく、スムーズに速く弾けるようになる練習方法やコツが、初心者からでも分かりやすいように解説してあります。

 

これまでの経験から生み出されたものであり、ピアノが上達したい方はもちろん、教え子の指導に悩んでいる方にもヒントがいっぱい詰まっている収録内容になっています。

 

ピアノ指・習得プログラムDVDのケースを開けた状態

 

 

ピアノ指・習得プログラムの収録内容

 

【DISC1】

ピアノ指・習得プログラムDisc1の中身の目次

(ピアノ指・習得プログラムDVD(Disc1)の中身の目次はこんな感じ。矢印をクリックするとその項目が再生。)

 

指を速く動かすための基礎練習
寒い季節に特特に大切になる曲を始める前のウォーミングアップなど、ハノン使用したものから、使わない普段の指の訓練方法が紹介してあり、その際の意識するポイントや注意点が分かります。

 

ピアノを使用しない練習

ピアノを用いない日頃の練習方法が紹介してあります。
指を横に広げる、机の上で行う指の分離を促す体操、指を上にあげる練習(日常の動作では、指を内側に使うことが殆どですので、伸筋を上に伸ばすことが必要です。)

 

ボールペンを使ったオクターブで脱力をする為の体操、買い物袋を使った日常で出来る小指のへこみを解消するものなど、ピアノを触ることが出来ない忙しい時でも簡単にでき、これをやれば指の問題がかなり改善出来るでしょう。

 

ショパン/子犬のワルツ
曲の中で指を速く動かす為の練習。
1小節目から7小節目の同じ音型を繰り返す、リズムを変えて行う、音階の中で出てくる3と2の指をまたぐように動作する、トリル、親指を動かす、伴奏型など、様々な練習方法がショパンの子犬のワルツを使って紹介してあります。
その際の指や手首などの意識するポイントや弾き方のコツ、注意点など映像で分かりやすく解説してあります。

 

ショパン/幻想即興曲

右手の16分音符のところを6か所、A〜Fをピックアップして行います。
様々な場所の色々な練習が紹介してあります。(リズム、手の甲を安定させて指を独立させる、指くぐり(親指の付け根を動かす)、指またぎ、音を掴めるようにする、オクターブ、16分音符を三連符のリズムで弾く、ポジション掴みやすくなる練習など。

 

ドビュッシー/月の光
アルペジオが多い曲になり、どのようにすれば上手く弾けるようになるのかを主に考えながら練習を行います。(27小節目から説明してあり、肘の使い方などの弾き方のコツや意識するポイントが学べます。
その他にも、アルペッジョの発音を良くする、予備練習(指またぎを速くする、親指を止めて弾く)など。

 

 

 

【DISC2】

ピアノ指・習得プログラムDisc2の中身の目次

ピアノ指・習得プログラムDVD(Disc2)の目次はこんな感じ。↑

各項目にマウスを置くと矢印が動くので、それをクリックしてお好きな項目をご覧になれます。

 

ベートーヴェン ソナタ第14番「月光 」第三楽章

演奏の注意点と練習方法が紹介してあります。
速い16分音符の形が沢山出てくることから、それをピックアップしながら、それぞれのパターンに分類して説明してあります。

 

反発するアルペッジョ
冒頭は、黒鍵のアルペッジョが多い為、指が伸びたりしないように、少し指を立てて弾くようにし、手首を反時計回りに動かすイメージで行うなどのコツや注意点。
9小節目からの右手の16分音符の音型は手首を素早く回転させるなど。

 

アルベルティバス
21小節目からは左手がアルベルティバスと言われる伴奏型の速い形になってきます。
左手のハーモニーを作ることと、ビート感を出すことがその役目になり、1の指が力んだり、上にあがり過ぎると伴奏型うるさくなるので注意が必要です。

 

全ての音をしっかり出す必要はなく、下の最後にある音だけを少し強めに弾くことでビート感を出して、使うエネルギーの消耗を抑えることが出来ます。
このような弾き方のコツや注意点、様々な練習方法が解説してあります。

 

スタッカート和音の素早い移動
92小節目からの右手は、スタッカート和音を素早く弾いていかなければなりません。
手首を少し高めのポジションにとって、手首のスナップを利かせながら、一つの和音が終わったら、次の和音に指を移動させます。
2つの和音を素早く弾く方法、右手のアルペッジョ下行形と上行形の連結(指のまたぎがどのような軌道を行われているか)などを確認しながら行います。

 

 

ショパン/バラード第2番

この曲は、ショパン特有の困難なテクニックも数か所あり、その場所の説明や練習方法(重音を含むアルペジョの平行移動、異なった2つの音型の混在型を分解して行う)など。

 

左手の速いスケール型
63小節目、左手のスケールの上行、下行型の混在型になり、ここはさほど長いパッセージではありませんが、親指のくぐりが非常に難しいので、後半では親指から練習していきます。

 

保続する音と半音階の連打
小指の音を保続して、半音階をレガートで弾く、和音に区切って練習するなど。

 

和音の変わり目を覚える
第191小節目のパッセージは、頻繁に和音が変わるので、変わり目を練習していきます。

 

 

以上が国立音楽大学卒の一流講師陣監修のピアノ指・習得プログラムDVDの収録内容です。
感想としては、DVDに登場される先生方の声も聞き取りやすく、手元のアップも多く、映像も鮮明なので分かりやすいように感じました。

 

 

ちょっと練習のやり方などを変えるだけで、それまで上手く出来なかったことが出来るようになったり、苦手意識を変えることが出来るなど、納得しながら取り組めると思います。
ピアノ教室に通っていない人は見過ごしてしまっている部分も多いかもしれませんし、また、色々な方法を試すことで、日々の練習を楽しむことが出来るでしょう。

 

 

最初は思うように練習が進まなくても繰り返し継続して練習することで、上達に繋がるはずです。
ただ、先生方が推奨する方法ではありますが、必ずしもそれが全てということではなく、これを参考にして、自分に合ったより良い方法を探して試してみましょう。

 

 

いずれにしても、通常、ピアノのトレーニング指導を継続して受ければ、かなりの料金がかかるので、それを考えれば、6ヶ月間(180日)の個別メールサポートや効果がないようなら返金保証もあるので、得るものは多くあっても、まず損はないでしょう。

 

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