ピアノの弾きにくいところの練習法
ピアノで初めての曲をさらうときには、どうしても難しいパッセージなど、弾きにくい箇所が出てきます。
ピアノの弾きにくいところの練習方法には
・ゆっくりと速度を落として弾いてみる。
・右手と左手を別々にさらう
・長いパッセージは、２〜３小節に分けて、小さな単位にしての反復練習。
・指使いを考える。
などがありますが、アクセントをつけて練習する方法もあります。このとき、アクセントをつける音は順次ずらしていくようにします。
まず、最初の音にアクセントつけ、次に2番目にアクセントをつける。
最終的には、パッセージの全部の音にアクセントがずれていくようにします。
このアクセントをつけてひととおり練習すると、全部の音で弾く指が強くなり、うまく鳴らないという音がなくなってきます。
その結果、どの音もムラなくしっかりとした音が出せるようになります。
この練習法は、速いパッセージでも遅いパッセージにも使えます。弾きにくいように感じたら、その場でこの練習をやってみるといいでしょう。
「指が確実に動くようになった」「音が全部出ている」というように自分で効果を実感できると思います。
ちなみに、長いパッセージの場合は、書いてある通りに何度も繰り返し練習しても効果が薄いので、2小節とか、3小節くらいに区切って、アクセントをつけて頻繁に練習するのが良いと思います。
自分でどこをどのくらいの単位で区切って繰り返すのかがわかれば、わざわざ繰り返し記号を楽譜に書きこまなくても、できるようになります。
小さい積み木を積み上げるように、この箇所は完璧と自信が持てるようになってから、先に進むのようにしていくのが近道です。
いずれにしても、家で一人でピアノに向かうときに、どんな練習をするか。実はそれが、ピアノが上達するかどうかのカギを握っています。
一日に何時間も退屈な練習をつづけても、ピアノは上手くならないことはあなたも薄々気づいていると思います。
本当に効果的な、やりがいのある練習ができれば、ピアノが途中で嫌いになることもなく、大人になっても弾く楽しみを持ち続けることができるはずです。
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