ピアノで譜読みを速くする練習
ピアノで楽譜をすらすら読める人をうらやましく思う人は少なくないと思います。
かく言う私もその一人。
しかし、普通の人でも工夫と努力で腑読みの速さは上がっていきます。
とはいえ、ピアノを弾く人の中には、初めて渡された譜面を読んで、ほとんど練習なしに弾く初見の能力が通常では考えれないレベルといっていいくらい、高い人がいます。
残念ながら私は初見があまり得意ではなく、譜読みもそれほど速いとはいえません。
まずそれをお断りしたうえで、譜読みを速くする練習法について考えてみたいと思います。
私の場合、まずは譜面をざっと一通り読んだあと、初めから終わりまでざっくりと弾いてみます。
その上でできるところとできないところを分けて、練習すべきところを特定します。
難しい曲だといきなりピアノで弾いてもうまくいかないので、楽譜を使って指使いをさらったり、リズムなどチェツクしたりしながら曲の流れをつかむようにしたほうが良いでしょう。
また、うまくできない個所は、テンポを落として練習します。
範囲もできるだけ短くブロックに区切り、出来るようになったらテンポを速くして、うまくできたら次のブロックに移ります。
そして複数のできなかったブロックをつないで弾いてみると、必ずといっていいほどつまずくポイントが出てきます。
そのポイントが一つならその個所を重点的に練習を行い、二つ以上なら再びブロックに分けて、一か所ごとに練習するということを繰り返します。
このとき、つまずいているポイントは何が難しいのか、原因をはっきりさせましょう。
指が速く動かない、指が弱い、ミスタッチ、テクニック不足など、難しい理由が必ずあります。
理由がわかれば、それを解決するための練習をしましょう。
大切なことは、問題を出来るだけシンプルにすることです。そしてそれを解決するための練習を工夫して行うこと。
できないからといって、できるまでひたすら反復練習することほど無駄な時間はありません。
なので、譜読みを速くするには、練習すべきところを仕分けるのが有効です。
特に、家事や仕事などで忙しい大人がピアノをやっている場合、練習時間にも限りがあるので、効率よく練習することを心がけましょう。
ちなみに、私が声を大にして言いたいことがあります。
譜読みとは「間違えないように弾く」ためにするもので、本来、すべき練習は、譜読みの先にある表現力や感情を込めた演奏をするために行うものです。
ところが、多くの人が譜読みで止まってしまっています。
「間違えずに弾けるようになったからいいや!」
じゃなく、そこから先が練習です。
最近は、インターネットの無料動画などもあるので、それらを使うのも良いですが、自分の無理のない範囲でお金を使い、先生から指導を受けたりと、効率よく練習することおすすめします。
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