ピアノの身体の動きについて

身体の動きで、私はこのように動かしているつもりはないのに、してしまっていることもピアノではあると思います。

 

身体の動き

 

例えば、打鍵と共に頭を下げる動きをしてしまうという人も良く見かけます。
頭は独立していますから、動かしてはいけないということではないんですけど、たいていは肩や首が固まった状態の時に起こりやすく、弾きにくいと思った時になりやすいものですね。( ゚Д゚)

 

 

これは、弾きにくいという指にとって厄介な状況を、身体を使って助けようとするために起こることが多いように思います。
ですが、この指の動きを助けようとする頭の動きが、かえって身体から衝撃が指にかかって指が動きにくくさせてしまいます。

 

 

この他にも、ピアノを弾こうとして腕を動かすと、それに合わせて背中がが丸くなるように動いてしまうこともあるかな。
このようになるのは、大切に弾こうとして知らないうちに動いてしまっていることが多いです。

 

 

ですが、これでは身体の中心軸がぶれて、どれだけ指を動かしたか分からなくなり、音質のコントロールが悪くなったり、音の遅れなどに繋がってしまいます。

 

 

ピアノって、もっと速いテンポで、しっかり正確にというように、「もっと頑張って」と何かを付け加えようとしていくことが多いように思います。
ですが、身体の筋肉は縮む筋肉である屈筋と伸びる筋肉である伸筋で成り立っています。

 

 

例えば、指先を鍵盤に下ろす動きは、前腕の下側の筋肉が縮んで、上腕の筋肉が伸びることで行われます。
反対に指を反らせたい場合は、前腕の上側の筋肉が縮んで下側が伸びるようになります。

 

 

このように筋肉は縮む方と緩む方がセットになっているわけで、動きによっては同じ筋肉でもどちらの動きになるか決まっているんですね。
ですが、多くの人は筋肉が縮む感覚を強く感じるようなので、脳から的確に命令を出さないと、体のどこもかしこも縮めてしまいかねません。

 

 

前腕の上と下の筋肉も同時に縮んでしまったら、固まって動かすことが出来なくなってしまうのは容易に想像することが出来るではないでしょうか。
「頑張って動け」というような脳からの漠然とした指令は、とにかく筋肉を縮めてと間違った情報として体に伝わりやすいのかなと。

 

 

難しいところや速く弾かなければいけないというところに限って、指が固まってしまったという経験がある人も多いと思いますが、それはこのせいでもあるでしょうね。

 

 

その為、ピアノを弾く時には、「伸ばして動かす」ことに意識を向けるといいかもしれません。
縮むほうは勝手に動くので、指を上から下に打鍵するのではなく、鍵盤の下に指を伸ばすというような意識でやり、頑張れという指令は出さないようにして、ゆったりとした気持ちで、一つずつの動きを感じながら弾くと良いかと思います。

 

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