ピアノの実力をつけるには?ゆっくりあせらず取り組もう!
ピアノの実力をつけるにはどうすれば良いと思いますか?
ピアノを始めたばかりで新しい曲に挑戦すると、指の動きやコントロールに戸惑うことがよくあります。しかし、これは当然のことで、未経験の指の使い方や筋力が要求されるからです。
特にピアノ初心者にとって、この段階はまるで赤ちゃんの「よちよち歩き」の時期のようなものです。
よちよち歩きの赤ちゃんに対して速く走れ、なんて強要して、できなければ怒鳴りつける、なんてことはしませんよね。仮にしたとしても速いタイムで走れるようになるわけありません。
通常は、何度も転んで起き上がりながら、時折親が手を差し伸べて、しっかり歩けるようになるのを優しく支えて見守ってあげると思います。
ですから、ピアノにしても「よちよち歩き」の自分の指や手首、腕に対しても、同じようにあせらずゆっくり見守って、励ましながら練習してください。
自分の弾けなくさせている原因を取り除く場合も、まずはゆっくりとしたテンポで「弾き心地の良い」自然な動きを作ったら、その感覚を保ったまま少しずつテンポを上げてください。
弾けなくさせている原因は個人差があり、本当に多種多様ですが、「力の入れすぎ」が関係していることが多いと思います。
当然、年齢を重ねれば指の動きも悪くなるので、日々のトレーニングは必要です。
ピアノを演奏することは非常に複雑で難しい作業ですので、自然と一生懸命頑張ろうとすることがあります。
それ自体は悪いことではないですが、頑張ろとするときはたいてい身体に力が入りやすくなるものです。
力が入り過ぎて指が固くなると、当然ながら動きが制約され、指が動かしずらくなり、音の精度が低下し、思い通りの音が出なかったり、ミスタッチが頻発したりと、ピアノの一般的な苦戦要因につながります。
誰でも難しいところほど一生懸命指に動かそうとして、逆に力が入りやすいものですよね。
また、余分な動きをすることも、ピアノの難しさを引き起こす原因の一つです。指が不必要に動いてしまうと、正確なタイミングで音を出すことが難しくなり、テンポが遅れたり乱れることもあります。
ピアノを演奏する際に難しさを感じたら、自分の指や手などを注意深く観察してみてください。指が硬直しているか、無駄な動きをしていないかを自己確認することで、動きが自然であるかを判断できます。
ゆっくり練習するなんて既にやっています!なんて声が聞こえてきそうですが、そのような方もゆっくりからいきなり速いテンポにしている場合が多いようです。
これは私にも言えることです。やはりそこはちょっと辛抱。階段のように一つひとつステップを踏むようなつもりで、少しずつテンポを上げて練習してみてください。
弾き心地がゆっくり弾いている時と変わらないくらいで、テンポをあげていくことが大切です。それでもそんなに時間はかかりません。
すぐにできなくてイライラしたり、自分が情けない、才能がないから上手くい出来ないなど、がっかりして諦めないでくださいね。
また、過度の練習を急にしないようにしてください。私の場合は自分の指を、ピアノが上手に弾けるように育てているんだ、と考えるようにしています。
日々少しずつ丁寧に積み重ねていく練習は、成果が見えにくいときもあります。でもゆっくりと丁寧に育てていくようなつもりで指の動きの練習をしていくことが、揺るぎない実力につながっていきます。
残念ながら1〜2日で全て出来るようになるものではありませんが、正しい効果的な練習を行えば、数カ月もすれば、大きな違いを感じられるはずです。
指(身体)の動きの精度とコントロールは、ゆっくりあせらず取り組んで行きましょう。
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