指の開きを広げるピアノを使わないトレーニングとは？
手が小さい、指が短いから決まった曲かしかピアノで弾けない、なんてことありませんか？
確かにピアノは、手が大きく指の長い人は有利です。例えば、音域の広い和音を一度に押さえるような時に、指がもう少し長ければなぁ〜と思うこともあるでしょう。
しかし、手が小さく指が短い人でも、指が開きさえすれば、押さえられないことはありません。大人になってから、指を長くすることはできませんが、広げることはできるわけですね。
良くギタリストもフレット(弦を指で押さえる部分)を広く押さえることができるように、左手の指を広げるストレッチをします。
ピアノも同様で、指の長さよりも、指の柔らかさのほうが大事なんです。ただ、ピアノはギターと違って両手ともバランスよく指が開くほうが理想です。
そのため、手が小さく指が短い人は特に、ストレッチで両手とも柔軟に開く指をつくることが大切です。その結果、これまで弾けなかった憧れの曲にもどんどんチャレンジすることができますね。
また、手を開いて3の指(中指)を曲げた時に4の指(薬指)がつられて動きます。このつりを少しでも解消する必要があります
このピアノ指・習得プログラムは、それを踏まえて指を横に広げるピアノを用いない練習方法が紹介してあります。
やり方も簡単です。紙の上に軽く手を開いて、その手形に沿ってペンでなぞります。そしてなぞった手形に沿って各指を1本ずつ広げるところまで広げます。その位置を同じようにペンでなぞります。
各指で隣の指にくっつかないというところは、それだけ指の柔軟性が不足しているといえるので、紙になぞった手形を元に、重点的に指を広げるトレーニングやると良いでしょう。
はじめはゆっくり、徐々に速く指を広げられるように練習していくと良いと思います。
指の開きを広げるにはストレッチのような譜列を弾く方法など、いろいろありますが、上記のような紙に書いた手形に沿って指を広げるトレーニングも、手軽にいつでも指を広げるトレーニングができておすすめです。
これをすることで、指を広げたまま連続して打鍵できるようになれるはずです。手が小さく、決まっ曲しか弾けない、というようなレパートリーが少ないという人は特に、柔軟に開く指をつくりましょう。
関連記事：指を広げる練習方法
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