レガートの弾き方
ピアノでレガートがうまく弾けますか？
レガートは、一つひとつの音を滑らかに繋げて弾くことなので、美しいピアノ演奏にためには欠かせませんよね。
基本は音色や音の強さが全て同じようになることと、音同士の間に隙間ができないことです。
一つの音だけが飛び出したり、音がデコボコしたりするとレガートには聴こえません。
鍵盤をなでるように指を動かすとかいう人もいますが、ピアノは構造上、鍵盤を押した後の上げきる２ミリくらい手前で響きが消えます。
音が変わるときに、前の指から鍵盤を離すと同時に次の指が打鍵すると、やや隙間が空いたように聴こえてしまいます。
なので、レガートの弾き方は指と指が響きを残したままバトンタッチするように弾くのがポイントです。
前の指で鍵盤を押さえながら次の指が打鍵し、そのわずかの間の後に前の指を打鍵から上げるつもりで演奏します。
要はふたつの音が重なっている状態ということなので、指をあまり上げずに弾く必要があるんです。
とは言え、指をあまり上げずに弾くってというのは手のひらや指の筋肉がないと上手くコントロールが出来ません。
指や手のひら筋力を使わないで指を上げないで弾くと不鮮明なもやもやとした音になりやすいんです。
正しいレガートの弾き方は、音を出した後に指先で鍵盤をしっかり押さえてから、手首をゆるめて次の音を出します。
そうすることで響きのあるレガートになります。
いずれにしても、ゆっくり弾いて出来ないものは、速く弾いても決して出来ません。
その為、指のトレーニングして筋肉をつけておくと良いでしょう。
そして、ハインテンポで一定の速度で演奏出来るようになっても、丁寧なレガート練習は続けていくようにするのが良いかと思います。
ちなみに、レガートの練習は指だけでトレーニングしていきましょう。
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